2017年後半に読んだマンガ
隔月で読んだマンガのログを残してたのだけど、5月あたりから途絶えていたのでまとめてやることにした。たぶん今月新しいマンガは読まない気がしているのでまた年始からログ残しを再開すると思う。ちなみに途絶えていたのは転職とかロンドンとかスプラトゥーン2とか色々な諸事情が重なっていて怠けていただけであって、マンガは読み続けていたのでやたら数が多い。
例によってシリーズ新刊は除いて、新たに読み始めたシリーズのみ。個人的良かった順。数が多くて順位つけるのがめんどい
BLUE GIANT
ついこないだ第二部に当たる『BLUE GIANT SUPREME』の3巻が出た。感想は前に書いてたらしいので割愛。とりあえずジャズまったく知らないけど面白く読める。
かくしごと
現5巻。『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』とかの作者の新作。変わらないあるあるネタは相変わらずおもしろいけど、各巻の冒頭と最後にある数年後の話、みたいなのがしっとりしていて、そのギャップがすごくいい。筧さんが一番好み。
虫と歌 / 25時のバカンス
25時のバカンス 市川春子作品集II (アフタヌーンコミックス)
- 作者: 市川春子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/07/23
- メディア: Kindle版
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各1巻。『宝石の国』の市川春子の短編集。昔読んだことがあったのだけど、宝石の国アニメも始まったのであらためて読んだ。どちらも本当にいい本だけど、自分としては虫と歌、特に日下兄妹が好み。淡々と、時に饒舌に語られていく物語はどれも不思議で、終わった後のその先の物語も想像してしまう。
ロッタレイン
全3巻。母を亡くし、職場の人間関係で暴走して職と恋人を失った主人公が、離れ離れになっていた父とその家族と暮らし始める話。全体的に「あ~~~~」という感じで、最後も「あ~~~~」という感じで終わったので「あ~~~~」という感じでグッとくる。女心はわからん。
北北西に曇と往け
現1巻。アイスランドに住む日本人が探偵的なことをしていく話。家族をめぐるストーリーもあるみたいだけど、探偵している日常シーンみたいなのが挟まったりして、いまなんの話だっけ?というふわっとした感じがある。まだどうなるかわからんけど雰囲気が良いので期待してる。
群青学舎
全4巻。上の『北北西に曇と往け』がよかったので同じ作者のマンガを読んでみることにした。16ページくらいの短編がいっぱい入ってる。恋愛のはなしだったりちょっとファンタジーの話だったりテーマはバラバラだけど、ちょっとコミカルなところも含めて、読んでて気分が良い話ばかりだった。綺麗な世界。
女騎士、経理になる
女騎士、経理になる。 (1) 【電子限定カラー収録】 (バーズコミックス)
- 作者: 三ツ矢彰,Rootport
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: Kindle版
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現6巻。魔族に捕まった女騎士は、その魔族の会社で経理のお姉さんとして働かされることに、やがてその魔族は勇者に撃退されてしまうが、女騎士はそこで手に入れた経理の知見を活かし、人間社会で活躍していく、という話。転職して職務に関係するかなーと思って読んでみたけど案外おもしろい。
qtμt キューティーミューティー
qtμt キューティーミューティー(1) (ビッグガンガンコミックス)
- 作者: さやわか,ふみふみこ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2017/03/25
- メディア: コミック
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現2巻。 帯に「可愛い子がひどい目に遭うので辛いです」という虚淵玄のコメントがある通り、いわゆるダークな萌え系マンガ。まだ序盤なので「うわぁ」な印象だけなんだけど、どうなるんだろうな。2巻の最後の引きはかなり良いので3巻以降どうなるかは楽しみ。
骨が腐るまで
現5巻。主人公の高校生・信太郎と4人の幼馴染は、ある秘密を共有している。それはかつて人を殺したこと。それは5人だけの秘密のはずだったのが、誰かにバレたらしい。隠していた死体は消え、誰からなのかわからない謎の電話がかかってくる。友達と自分を守るため、信太郎たちは電話の主を探す、という話。面白いタイプのミステリーだと思うし、何より竜がいいやつすぎる。
Latin(ラテン)
Latin 高畠エナガ短編集 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 高畠エナガ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: Kindle版
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全1巻。高畠エナガという漫画家について、正直これまで知らなかったのだけど、自分と同世代でありながら2017年の夏に早逝した、というニュースを読み興味を持った。内容は良くも悪くも少年漫画的美しい世界でじんわりくるものは少ないが読んでて元気が出るというか心が洗われる感じがする。絵のタッチも非常に好き。「屈託のない笑顔」というのがここまで純粋に描かれてるマンガを久しぶりに読んだ気がする
少年王女
現5巻。女尊男卑の国のスラムで生きる少年・アルベールは突然、自分と同じ顔を持つ王女アレクシアの替え玉として生きることになる、しかし世は不穏な空気が、、的な。ややBL的二次創作が捗りそうなマンガではある。
君が死ぬ夏に
現5巻。いきなり好きな同級生が幽霊になって現れた!しかしその同級生はまだ生きてるぞ?と思ったら、その幽霊は実は未来から現れたらしい。その同級生は近い将来、何者かに殺されてしまうらしい!?まだ生きている同級生には気づかれず、未来からやってきた本人の幽霊と一緒に事件を防ぐために頑張る話。書いてて自分でも意味わからなくなってきた。
ストーリーだけ見るとドロップフレーム的なミステリー感があるけど、ちょこちょこ入るコメディ感もあって現状は「ふーん」くらいな感じ。面白いは面白いので読み続ける。
乱と灰色の世界
全7巻。『北北西に曇と往け』『群青学舎』と同じ作者のマンガをさらに読んだ。人間世界の中でひっそり暮らす魔法使い一族がドタバタする話。こっちは読んでてちょっと気分がわるい感じだった。全体のお話は面白いんだけど、主人公の乱を含めて好きになれない人間が多くて「うーん」という感じ。とはいえ一気読みしちゃったんだけど。
りとうのうみ
全1巻。主人公の少女「海」が沖縄の離島で暮らすのんびりとしたお話。フルカラーで可愛い女の子と綺麗な海を愛でる、ただそれだけのマンガ。
CANDY & CIGARETTES
CANDY&CIGARETTES(1) (ヤングマガジンコミックス)
- 作者: 井上智徳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/20
- メディア: Kindle版
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現2巻。主人公の雷蔵はSPとして働いていたが定年退職を迎える。しかし孫が難病に侵され、治療費を稼ぐために「独立行政法人SS機構」に雇われ、女子小学生兼凄腕の殺し屋である美晴とコンビを組むことになる、という話。
おっさんとロリ殺し屋、という組み合わせはガンスリンガー・ガールを思い出すけど、あちらのほうがだいぶ読んでてじんわりくる。こちらはポップでどちらかというと掛け合いを楽しむ感じのマンガ。
ダンダリン一〇一
全1巻。労働基準監督署で働く主人公・段田凛が頑張る話。転職して職務に役立つかな~と思って読んだ程度だったのであんまり心に残ってない。いま調べてドラマになってたことを知った。
オーバーロード
現7巻。かつて人気を博していたMMORPG『ユグドラシル』でランカーとして名を馳せていた主人公がひとり昔を懐かしみながらサービス終了の瞬間を迎えたところ、サーバーは落ちず、ログアウトもできない、ゲームの中の世界に取り残されてしまった、的な話。ランカーだっただけあって無双する系のマンガっぽいけど1巻だけ読んで続き読んでない。
読むマンガの量も増えてきたので買わなければならない新刊の量が増えてきている。11月は新刊だけで15冊出た。