2020年読んだ漫画
基本的には2020年に新たに読み始めた漫画。前から読んでて新刊がブッ刺さってしまった場合はそれも取り上げているかもしれない。
読んだのを全部挙げてるわけではないし、いまさら?というのもあったりするし、買った時期をあまり覚えてないから2019年に読み始めたやつもあるかもしれないし、わりと適当。なんとなく好きなやつを前半に固めているつもり。
違国日記
たぶん一番よかった。叔母が亡くなった姉の娘を引き取ってコミュニケーションをとっていく話。小説家とか言語学者とか、言葉を取り扱う登場人物がいる作品は全般的に好き。
宙に参る
ゆるふわSF。まだ1巻しか出てないし全容がわからないけどかなりいいと思う。
チェンソーマン
アニメ化のコメントで作者自ら「ドロヘドロのパクリ」って言ってるのが気になって読んだ。たしかにドロヘドロ感あるしドロヘドロよりだいぶ読みやすいしドラマがわかりやすくて面白い。ドロヘドロの半分以下の巻数で終わるというのも良い。
怪獣8号
怪獣清掃員のおっさん(と言っても俺と同い年なんだよな…)があれやこれやしながら討伐隊になって頑張る話。何から何まで王道の正統派バトル漫画って感じがして良い。人の強さが数値化されるってのは良いことですね。
シャングリラフロンティア
VRMMOモノ。いわゆる俺ツエーものではあるけど、極力人と関わり避けてこじんまり話を進めてるのが良い(キリトくんもそんな感じだったっけ?)人の強さが数値化されるってのは良いことですね。
ボールルームへようこそ
競技ダンスを頑張る少年の話。競技ダンスという世界をそもそも何も知らなかったけど単純にスポ根漫画として面白いのと、描写が真に迫る感じで何らかの能力バトルを見てるような気すらしてくる。
Thisコミュニケーション
サイコパスがめっちゃ頭使って頑張る話。頭使って最適行動取ろうとする感じはどことなくデスノートを彷彿とさせる一方、完全サイコパスの主人公が最良の結果を得るために仲間を殺し続けるという見たことない設定で、めちゃくちゃ面白い。
ヘテロゲニア リンギスティコ
言語学者が魔界に行って現地の言語を習得しようとフィールドワークする話。『あなたの人生の物語』もそうだったけど、SFで言語学者が出てくるお話はだいたい面白い。3巻まで出てるけど、ストーリーがどう転がっていくのかはまったくわからない。
ダブル
演劇のやつ。主人公が野生の天才役者みたいなところはアクタージュと近いかもしれないけど、アクタージュがまあスポ根漫画っぽいところがあった一方、ダブルはもうちょい人物描写が濃いというか、登場人物が何を考えているのかその場ではよくわからんみたいなところがある。
推しの子
推しのアイドルの子になる話。と思ったら1巻の最後にガラッと方向が変わる話。おもしろい。
峠鬼
ねとらぼの記事を読んで面白そう〜と思って読んだら面白かった。モチーフが和っぽいSFの色が強いと思う。オムニバスというか短編が描かれつつ全体のストーリーも進んでいくタイプなのだけど、中にはなかなかシビアな話もあったりしてそれもまた良い。
果ての星通信
ロシア人のマルコが意に沿わぬ形で宇宙の星を管理する「果ての管理者」局員になってしまい、異星人とふれあいながらなんやかんややっていく話。これも短編がつながっていくタイプの話で、なかにはちょっとツラい感じの話もあったりする。けど全体的に淡々と話が進む感じで、その雰囲気がかなり良い。
フールズ
普通に暮らしている人間がなぜか突然怪物を生み出す「バカ」と呼ばれる存在になってしまう世界でバカになってしまった少女の話。ポップなデビルマンっぽさ?そのへんはまだ未知数だけど、能力者バトル系として面白そうな感触がある。まだ2巻なので注視。
16bitセンセーション
90年代前半エロゲ黎明期にエロゲをつくっていた人たちの話。エロゲ史の教科書みたいにいろんな実在エロゲの話が出てくる、歴史おもしろい。話としてはギャグマンガ風。エロゲの話だけどこの漫画じたいにはエロい描写はほとんどない。
ほしとんで
最近たまに歌集を買うようになってたところに俳句漫画の存在を教えてもらったので読んだ。大学の芸術学部の俳句ゼミで初心者たちが俳句を学んでいく話。ふつうに教養として面白いし、ギャグもちょうどいい感じで読みやすい。
蟲師
今更感あるけど読んだことなかった。おもしろ〜い、けど結構じんわりくる感じの話が多いからすごいゆっくり読んでる。
カラーレス
色がなくなってしまった世界で「色」の力を研究する主人公が、同じく「色」の力を使って何かをしようとしている組織と対決する話。「色」を使う部分だけ漫画もカラーになる演出がおお〜ってなった(なんか最近白黒以外に単色だけ入る漫画ちょいちょい出てきてる気がする、『性別「モナリザ」の君へ。』とか)。単純にバトル漫画としても王道感あって良い。
スペシャル
たぶんギャグ漫画なんだけどなんかよくわからない違和感を覚えながら読み進めていく感じの漫画。3巻の終わりの方でようやく物語の核心(?)に迫るような感じになってきたのだけど、かなり刊行間隔が長いっぽいので気長に待つ。
灰色の季節、箱庭で
実験体として学園に集められた女の子たちの話。冬目景の『ハツカネズミの時間』を思い出す。儚げ〜な雰囲気とタイトルが好き。漫画はタイトルの掴みが大事ですね。
不可解なぼくのすべてを
Xジェンダーである主人公が、様々なタイプの男の娘がいるカフェでバイトしはじめる話。男の娘にはあまり詳しくないのでそのへんの類型(MtF、ゲイ、女の子になりたい、女装男子、Xジェンダーとか)がよくわかってなかったけどほ〜んって感じで読み進められる。
瑠璃の宝石
女子高生と大学院生が鉱物採集する話。作者も鉱物学出身らしく、描写が丁寧で勉強になる。大学院生が巨乳でたまに肩にかけてるハンマーの紐が胸に食い込んでいたりするし、女子高生は何気なくパンチラする。
おとなりに銀河
『甘々と稲妻』の作者の最新作。漫画家とそのアシスタントがなんやかんやあって強制的に婚姻関係にされてしまってどうしよう的な話。『甘々と稲妻』と同じく幼女が可愛い。物語としてはどうなるんだろう。これからという感じ。
この世界は不完全すぎる
調査隊の一員の男性と、調査対象の村で出会った女の子の話。だが実は…みたいな話。1話でなんか面白そうな感じがしたけどまだ1巻しか出てないのでなんとも、これからという感じ。