ダサいパッケージが嫌い

コンビニでお菓子とか買うんだけど、お菓子のパッケージって基本的にダサいですよね。

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グミ好きなんですけど、ためしに「グミ パッケージ」で画像検索してみるとこんな感じ。美味しそうな感じを伝えようと必死なのはわかるんだけど、そのせいで妙にうるさい感じのパッケージになってることが多い。ダサい、というかオシャレじゃない。

ダサいので、例えば駅のホームでカバンから取り出してちょっと一口食べる、みたいなときに、積極的に取り出したいと思わない。「持っててオシャレなグミ」とかあったら少しくらい味悪くても買うと思う。(ダサいとかダサくないとかは君の感性でしょう?という人は続きを読まなくていいです)

 

なんでかというと、まずお菓子も買ってもらう必要があるわけで。コンビニで売ってる商品、特にお菓子なんて低関与商材の類は、数ある商品のなかで「ひとまず目に入れてもらう、手に取ってもらう」ことが生命線だったりする。そのために果汁のおいしさが伝わるような、美味しそうに見えるような、それでいて目立つような、買いたいと思うようなパッケージを目指す。

 

けど、それって買った後は関係ないですよね。

 

買った後はもうそれを食べるだけなんだから、別に見た目の派手さは必要ない。どちらかと言うと、食べやすいつくりになっているか、とか、外で取り出しても恥ずかしくないか、とかの方が大事である。その中の一つに「持っててオシャレ」というのはかなり重要な要素であるように思われる。

そういうのを無視してダサくて目立つパッケージを販売するの、要は「売れれば後はどうでもいい」って言ってるのと同じなんじゃないかと思うんですよね。お金さえもらえればあとはどうでもいいというか。典型的に「モノ」だけ売ってるって感じ。なんか古臭いし、そういう態度が個人的には嫌い。

 

ただその中でもチョコレートに関しては洗練されたパッケージが多いように思っていて、最近だと明治のTHE CHOCOLATEは中身がわからないパッケージを出して少し話題になった。

「メインターゲットである女性がワクワク、うっとりするような魅力がない」とかホントにそのとおりだと思う。魅力が無いんだよな、お菓子のパッケージって。

 

同じことは書籍にも言えて、ジャケ買いとかがあるからわりと目立つジャケットだけどなんかあまり外で読むにはちょっと恥ずかしいからカバー付けたり裏返したりする。ブックカバーが売れるという状況、本の装丁に関わる人は恥じたほうがいいと思うんだよな。隠したいと思われてるってことですよ?

 

別にパッケージが目立たなくたって商品を売る戦略はいくらでもたてられる。味やストーリーでPRをしてもいいだろうし、ベタに「美しすぎるパッケージ」みたいな感じで逆張りしてみてもいいと思う。要は「買いたい」と思わせるだけじゃなくて「食べたい」「人におすすめしたい」「持ってて/食べててドヤ顔したい」というようなその先まで見通した戦略を立ててほしいと思う。

 

そういう部分にも企業の姿勢って見えると思うし、そういう意味でダサいパッケージの商品を恥じらいもなく売り続ける企業の商品は正直買いたくない。