2020年読んだ漫画
基本的には2020年に新たに読み始めた漫画。前から読んでて新刊がブッ刺さってしまった場合はそれも取り上げているかもしれない。
読んだのを全部挙げてるわけではないし、いまさら?というのもあったりするし、買った時期をあまり覚えてないから2019年に読み始めたやつもあるかもしれないし、わりと適当。なんとなく好きなやつを前半に固めているつもり。
違国日記
たぶん一番よかった。叔母が亡くなった姉の娘を引き取ってコミュニケーションをとっていく話。小説家とか言語学者とか、言葉を取り扱う登場人物がいる作品は全般的に好き。
宙に参る
ゆるふわSF。まだ1巻しか出てないし全容がわからないけどかなりいいと思う。
チェンソーマン
アニメ化のコメントで作者自ら「ドロヘドロのパクリ」って言ってるのが気になって読んだ。たしかにドロヘドロ感あるしドロヘドロよりだいぶ読みやすいしドラマがわかりやすくて面白い。ドロヘドロの半分以下の巻数で終わるというのも良い。
怪獣8号
怪獣清掃員のおっさん(と言っても俺と同い年なんだよな…)があれやこれやしながら討伐隊になって頑張る話。何から何まで王道の正統派バトル漫画って感じがして良い。人の強さが数値化されるってのは良いことですね。
シャングリラフロンティア
VRMMOモノ。いわゆる俺ツエーものではあるけど、極力人と関わり避けてこじんまり話を進めてるのが良い(キリトくんもそんな感じだったっけ?)人の強さが数値化されるってのは良いことですね。
ボールルームへようこそ
競技ダンスを頑張る少年の話。競技ダンスという世界をそもそも何も知らなかったけど単純にスポ根漫画として面白いのと、描写が真に迫る感じで何らかの能力バトルを見てるような気すらしてくる。
Thisコミュニケーション
サイコパスがめっちゃ頭使って頑張る話。頭使って最適行動取ろうとする感じはどことなくデスノートを彷彿とさせる一方、完全サイコパスの主人公が最良の結果を得るために仲間を殺し続けるという見たことない設定で、めちゃくちゃ面白い。
ヘテロゲニア リンギスティコ
言語学者が魔界に行って現地の言語を習得しようとフィールドワークする話。『あなたの人生の物語』もそうだったけど、SFで言語学者が出てくるお話はだいたい面白い。3巻まで出てるけど、ストーリーがどう転がっていくのかはまったくわからない。
ダブル
演劇のやつ。主人公が野生の天才役者みたいなところはアクタージュと近いかもしれないけど、アクタージュがまあスポ根漫画っぽいところがあった一方、ダブルはもうちょい人物描写が濃いというか、登場人物が何を考えているのかその場ではよくわからんみたいなところがある。
推しの子
推しのアイドルの子になる話。と思ったら1巻の最後にガラッと方向が変わる話。おもしろい。
峠鬼
ねとらぼの記事を読んで面白そう〜と思って読んだら面白かった。モチーフが和っぽいSFの色が強いと思う。オムニバスというか短編が描かれつつ全体のストーリーも進んでいくタイプなのだけど、中にはなかなかシビアな話もあったりしてそれもまた良い。
果ての星通信
ロシア人のマルコが意に沿わぬ形で宇宙の星を管理する「果ての管理者」局員になってしまい、異星人とふれあいながらなんやかんややっていく話。これも短編がつながっていくタイプの話で、なかにはちょっとツラい感じの話もあったりする。けど全体的に淡々と話が進む感じで、その雰囲気がかなり良い。
フールズ
普通に暮らしている人間がなぜか突然怪物を生み出す「バカ」と呼ばれる存在になってしまう世界でバカになってしまった少女の話。ポップなデビルマンっぽさ?そのへんはまだ未知数だけど、能力者バトル系として面白そうな感触がある。まだ2巻なので注視。
16bitセンセーション
90年代前半エロゲ黎明期にエロゲをつくっていた人たちの話。エロゲ史の教科書みたいにいろんな実在エロゲの話が出てくる、歴史おもしろい。話としてはギャグマンガ風。エロゲの話だけどこの漫画じたいにはエロい描写はほとんどない。
ほしとんで
最近たまに歌集を買うようになってたところに俳句漫画の存在を教えてもらったので読んだ。大学の芸術学部の俳句ゼミで初心者たちが俳句を学んでいく話。ふつうに教養として面白いし、ギャグもちょうどいい感じで読みやすい。
蟲師
今更感あるけど読んだことなかった。おもしろ〜い、けど結構じんわりくる感じの話が多いからすごいゆっくり読んでる。
カラーレス
色がなくなってしまった世界で「色」の力を研究する主人公が、同じく「色」の力を使って何かをしようとしている組織と対決する話。「色」を使う部分だけ漫画もカラーになる演出がおお〜ってなった(なんか最近白黒以外に単色だけ入る漫画ちょいちょい出てきてる気がする、『性別「モナリザ」の君へ。』とか)。単純にバトル漫画としても王道感あって良い。
スペシャル
たぶんギャグ漫画なんだけどなんかよくわからない違和感を覚えながら読み進めていく感じの漫画。3巻の終わりの方でようやく物語の核心(?)に迫るような感じになってきたのだけど、かなり刊行間隔が長いっぽいので気長に待つ。
灰色の季節、箱庭で
実験体として学園に集められた女の子たちの話。冬目景の『ハツカネズミの時間』を思い出す。儚げ〜な雰囲気とタイトルが好き。漫画はタイトルの掴みが大事ですね。
不可解なぼくのすべてを
Xジェンダーである主人公が、様々なタイプの男の娘がいるカフェでバイトしはじめる話。男の娘にはあまり詳しくないのでそのへんの類型(MtF、ゲイ、女の子になりたい、女装男子、Xジェンダーとか)がよくわかってなかったけどほ〜んって感じで読み進められる。
瑠璃の宝石
女子高生と大学院生が鉱物採集する話。作者も鉱物学出身らしく、描写が丁寧で勉強になる。大学院生が巨乳でたまに肩にかけてるハンマーの紐が胸に食い込んでいたりするし、女子高生は何気なくパンチラする。
おとなりに銀河
『甘々と稲妻』の作者の最新作。漫画家とそのアシスタントがなんやかんやあって強制的に婚姻関係にされてしまってどうしよう的な話。『甘々と稲妻』と同じく幼女が可愛い。物語としてはどうなるんだろう。これからという感じ。
この世界は不完全すぎる
調査隊の一員の男性と、調査対象の村で出会った女の子の話。だが実は…みたいな話。1話でなんか面白そうな感じがしたけどまだ1巻しか出てないのでなんとも、これからという感じ。
成城石井で売ってるものが美味い
これは Splathon vol.2 Advent Calendar 2020 18日目の記事です。
昨日はくろずさんの「きになるきはいいぞ」でした。きになるきは僕も一度だけ行ったことがありますが、いいぞ。
成城石井もいいぞ。ローソン傘下の、「ちょっと高級スーパー」代名詞みたいな存在です。所狭しと陳列された食料品を見ると、中高生の頃にヴィレッジ・ヴァンガードで感じたあの周囲すべてにワクワクした感情に近いものが、あれからン年経った大人になっても湧き上がってきます。*1
そのへんのスーパーみたいに「レジ袋は大きいのか中くらいのかどちらにしますか?」なんて馬鹿げた質問をレジでされることもありません。ちゃんと彼ら自身が我々買い物客の気持ちになってレジ袋を選定してくれます。コンシェルジュ。
家の近所にあるので週1,2くらいで特に用もなく行っては何か良さげなものを買うという、本屋みたいなことをしています。基本売ってるものはだいたい美味しいのですが、最近買って特に心に残ったものを紹介します。*2
生プレミアムチーズケーキ
鉄板です。「成城石井」で検索すると「成城石井 チーズケーキ」とサジェストされるくらいには成城石井の代表作と言ってよいものです。成城石井はスイーツが軒並み優秀なんですが、そこのトップランカーに君臨し続けています。ハチャメチャに美味いがハチャメチャに濃厚なので、紅茶とかコーヒーとかそういう類のものと一緒に楽しまないと口の中が死にます。僕は食べすぎてちょっと飽きたので最近あんまり買ってません。
ちなみに生プレミアムチーズケーキとプレミアムチーズケーキが存在しており、生じゃないほうはカップではなくデカい SoyJoy みたいな形状で売ってたりします。生ではなくかつ糖質オフを謳うものもあります。糖質オフのやつも食べましたが、別におすすめしたいものではなかったです。糖質は必要だし、生がいいです。
中村屋 サーモントラウトたたき
現代のスーパーで買えるサーモンたたきの正解です。そのへんのいい感じの小料理屋で出されてもたぶん美味いと思うレベルで美味い。分厚い。日本酒がススム君になります。容器がしっかりしてるのでそのまま器にできるのも、怠惰な自分にとっては望ましい。デカいサイズも売ってたりしますが、ひとり暮らしの自分にはこれくらいのサイズで丁度いいです。
オリーブオイルあられ・めちゃうまラー油
個包装のおやつ。オリーブオイルあられを某マーダーミステリー会に持っていった際、参加者から「成城石井で売ってそう」と言われたくらいには成城石井で売ってそう感が出ています。どっちも美味いですが、もし、あられの悪魔との契約でどちらかを差し出せと言われたら、おそらくめちゃうまラー油を手元に残します。2つくらい食べようと思って気がついたらまるごとなくなっていたりします。
ごま油香るサクサク韓国風のり天
名前の時点で美味い。2つくらい食べようと思って気がついたらまるごとなくなっていたりします。
酸辣湯麺(サンラータンメン)
成城石井の弁当・惣菜系は実はそんなに飛び抜けてグッとくるものではなく、どちらかというとまあ優等生くらいな感じなのですが、酸辣湯麺はその中でも優秀度合いが高いと思います。ちゃんと酸辣湯麺している。こういうのを買い込んで平日のお昼ごはんにしたりすると、いわゆる丁寧な暮らしになります。
生姜10倍 EXTRA SPICY GINGER ALE
成城石井ブランドのジンジャーエールです。めっちゃジンジャーです。よくおしゃれなカフェで「自家製ジンジャーエール」という名前でちょっと生姜強めで美味しいジンジャーエールが売られていたりしますが、生ぬるい。なんせ生姜10倍。1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ。10倍だぞ10倍。美味しさではない何かを求めた末の生姜の風味がしてきます。
7日間漬け込んだベーコンブロック
ベーコンブロックです。ベーコンブロックは人間の原初の欲求を満たしてくれます。
美味い。美味いんですが、もう一歩踏み込んだ成城石井の底力を見せてほしい。期待を込めて星4つです!
こう振り返ると、あんまり成城石井のお酒の開拓ができてないことがわかってきました。尿酸値が許す範囲でお酒を開拓してみます。世の成城石井リピーターのみなさま、おすすめの品があったらぜひ教えていただけると嬉しいです。
明日は解像度の低いperoliさんがゲーミングおつまみのレシピをアレしてくれるそうです。
2017年総括
帰省中の実家より。
あまり何も考えずにスタートした一年だったけど、思ったより変化が大きい一年だった。
- 転職した
- 引っ越しした(2回)
- 引っ越しに合わせて家電を色々買った
- 半月ロンドンに行って英会話の勉強を始めた
- VRの開発を進めていた
- マネーゲームをちょいちょい始めた
- Nintendo Switchを買った
今年やったこと
転職した
9月に人生初の転職をした。もともとは受託でWebサイトやアプリの設計したりコンサルしたりしてたのだけど、とある業務用Webアプリを開発する会社に移った。肩書はデザイナーになるのだけど、前職はどちらかというとビジュアルデザインよりも要件定義/設計をやってたので、勉強しなければいけないことが多い。ドメイン知識も勉強中。やっぱり受託業務よりもやろうと思えばできることの幅は広いので勉強しがいがある。ついでに副業も始めた。
引っ越しした(2回)
去年の総括で「引っ越すのをやめた」と書いてたのだけど、結局今年引っ越した。しかも2回。
1回目はシェアハウスへの引っ越しだった。といってもネットで募集してるようなやつではなく、前職にいたときの上司が友人と3人で借りている一軒家に空きが出来るから入らないか、というので引っ越した流れだった(出ていったのはその上司本人)。古い家ではあったものの立地、設備、家賃的に前の家よりも条件がよかったので話を受けることにして、5月に引っ越した。あと一人暮らしを9年ほどやってて飽きたのもある。
引っ越して数週間後、同居人から連絡があった。なんでも「大家が家を取り壊したいらしく、立ち退きを要求されている」という話らしい。タイミングが悪いが仕方がないのでまた家を探し、11月にひとり暮らしが始まった。
引っ越しに合わせて家電を色々買った
2回の引っ越しを経て色々と家電を買い直すことにした。学生の頃に買ったものが多かったのだけど、時代についていこう、という気持ちで中古とか買わずに新しいものにした。洗濯機、テレビ(というかモニタ)、冷蔵庫、電子レンジ。ドラム式洗濯機は生活が変わった。
あとはAmazon Echoを買ったしNature Remoも注文したので、おうちハックを進めていく。ソニーの電子ペーパー版学習リモコンがほしい。
半月ロンドンに行って英会話の勉強を始めた
転職にあたって有給消化期間が丸一ヶ月あったので半月ほどロンドンに語学留学に行った。
帰ってきてからもDMM英会話を申し込んでちょいちょい続けている。最近サボりがちだけどじわじわ続けていく予定。
VRの開発を進めていた
なんとなく #VR用Twitterクライアント のプレイ動画を簡単だけど改めてつくった https://t.co/rSamWpzbHa
— 人生 (@toofu__) September 14, 2017
こんなのを作っていた。6月頃にVR系のイベントに展示したりして細々とやっていた。 特に今後どうというのはないのだけど、何かしらの開発は続けていきたい。
あとそれと並行してやってるUnity用TwitterAPIライブラリも少しではあるけどissueが来たりしているので、そういうのもやっていきたい。
マネーゲームをちょいちょい始めた
ちょうど一年ほど前からTHEOを初めたけど、お金を徐々に増やしている。特に理由なく手元においといてもいつのまにか無くなっていくだけなので強制的に自分の手元から話しておくのは悪くない。エンタメ感もある。
つい最近、今更感がすごいけど仮想通貨も買ってみたので様子を見てみる。(8月頃にこんなクソサイトを作ってたのだけど、こんなの作ってる暇あったら買っとけよと夏の自分に言いたい)
Nintendo Switchを買った
当然の流れで買ったんだけど、スプラトゥーンよりもゼルダのほうが満足度高かった気がする。来年はロックマン出るとか言うしそっちに期待。
来年すること
来年、30歳になるので、、
- なにかしら本業以外でお金を稼ぐ。お金を稼ぐのはとても勉強になる。
- 資格を取る。会社で関係するのはとりあえず簿記なのでそこから始めて、なんかやってみる
- 建築を見る。去年全然建築を見たりしてなかったのだけどそういえば自分は建築専攻出身だったので、建築のいまを確認したい。
- ボルダリング。転職した会社にボルダリング部があるので、月に2,3回のペースで行ってる。継続する。
- アニメを見る。小説を読む。マンガばっかり読んでてそんなにアニメも小説も嗜んでいなかったので、前から気になってたものを消化していきたい。
- ブログ、というか何かしら文章を書く行為はぼちぼちやっていく。なんか他の場所で書くのも考えようかなと言う気になってきた。
THEOはじめて1年経った
ロボアドバイザーの THEO をはじめてから1年が経った。
こちらが始めてから2ヶ月経った2017年2月9日の推移
とりあえず最低入金額の10万円から始めたけど、2ヶ月時点では2,000円の損失。損失は損失だけど別にどうでもいい感じの金額。ちなみに始めの水平な期間は「入金したけどまだ運用されてなかった」期間で、その間に1ドルがたしか112円から118円にググっと上がったため、その間のドル換算資産がガタッと下がってのスタートだった。
そしてこちらが2017年12月14日時点
トータルで6.40%、32,000円の利益。悪くない。やはりドル円のレートにひっぱられて円の推移は上がり下がりが激しい。
ドルで見た場合の推移で見ると、わりと堅実にお金を増やしていってる印象がある。はじめの下落を無視すると1年で10%ほど上がっている。このペースで進んでほしい。
とは言え1年でたかが3万円。
自分はこの手の投資に単純な利益だけじゃなくエンタメ感も求めている。10万円を入金していた初期のころは変動しても1,000~2,000円の動きなので面白くなかった。そのため追加入金し、現在では50万円の元金になっている。これでも大した額ではないけど、2017年7月時点では51万円以上をTHEOに入金しているのは全体の25%くらいらしいので、入金額ではそこそこ上位の顧客になってると思っていいのかもしれない。
しかしTHEOにばっかりお金を入れていてもそれはそれで面白くないので他の遊びを探し中。いまだとFOLIOか仮想通貨か…?と思ってそれぞれ入金できる準備だけは整えたのだけど、どちらも二の足を踏んでいる。とりあえずTHEOは1年記念に、よりリスクとって値上がり率重視の設定にしておいた。
2017年後半に読んだマンガ
隔月で読んだマンガのログを残してたのだけど、5月あたりから途絶えていたのでまとめてやることにした。たぶん今月新しいマンガは読まない気がしているのでまた年始からログ残しを再開すると思う。ちなみに途絶えていたのは転職とかロンドンとかスプラトゥーン2とか色々な諸事情が重なっていて怠けていただけであって、マンガは読み続けていたのでやたら数が多い。
例によってシリーズ新刊は除いて、新たに読み始めたシリーズのみ。個人的良かった順。数が多くて順位つけるのがめんどい
BLUE GIANT
ついこないだ第二部に当たる『BLUE GIANT SUPREME』の3巻が出た。感想は前に書いてたらしいので割愛。とりあえずジャズまったく知らないけど面白く読める。
かくしごと
現5巻。『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』とかの作者の新作。変わらないあるあるネタは相変わらずおもしろいけど、各巻の冒頭と最後にある数年後の話、みたいなのがしっとりしていて、そのギャップがすごくいい。筧さんが一番好み。
虫と歌 / 25時のバカンス
25時のバカンス 市川春子作品集II (アフタヌーンコミックス)
- 作者: 市川春子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/07/23
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各1巻。『宝石の国』の市川春子の短編集。昔読んだことがあったのだけど、宝石の国アニメも始まったのであらためて読んだ。どちらも本当にいい本だけど、自分としては虫と歌、特に日下兄妹が好み。淡々と、時に饒舌に語られていく物語はどれも不思議で、終わった後のその先の物語も想像してしまう。
ロッタレイン
全3巻。母を亡くし、職場の人間関係で暴走して職と恋人を失った主人公が、離れ離れになっていた父とその家族と暮らし始める話。全体的に「あ~~~~」という感じで、最後も「あ~~~~」という感じで終わったので「あ~~~~」という感じでグッとくる。女心はわからん。
北北西に曇と往け
現1巻。アイスランドに住む日本人が探偵的なことをしていく話。家族をめぐるストーリーもあるみたいだけど、探偵している日常シーンみたいなのが挟まったりして、いまなんの話だっけ?というふわっとした感じがある。まだどうなるかわからんけど雰囲気が良いので期待してる。
群青学舎
全4巻。上の『北北西に曇と往け』がよかったので同じ作者のマンガを読んでみることにした。16ページくらいの短編がいっぱい入ってる。恋愛のはなしだったりちょっとファンタジーの話だったりテーマはバラバラだけど、ちょっとコミカルなところも含めて、読んでて気分が良い話ばかりだった。綺麗な世界。
女騎士、経理になる
女騎士、経理になる。 (1) 【電子限定カラー収録】 (バーズコミックス)
- 作者: 三ツ矢彰,Rootport
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2016/03/01
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現6巻。魔族に捕まった女騎士は、その魔族の会社で経理のお姉さんとして働かされることに、やがてその魔族は勇者に撃退されてしまうが、女騎士はそこで手に入れた経理の知見を活かし、人間社会で活躍していく、という話。転職して職務に関係するかなーと思って読んでみたけど案外おもしろい。
qtμt キューティーミューティー
qtμt キューティーミューティー(1) (ビッグガンガンコミックス)
- 作者: さやわか,ふみふみこ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2017/03/25
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現2巻。 帯に「可愛い子がひどい目に遭うので辛いです」という虚淵玄のコメントがある通り、いわゆるダークな萌え系マンガ。まだ序盤なので「うわぁ」な印象だけなんだけど、どうなるんだろうな。2巻の最後の引きはかなり良いので3巻以降どうなるかは楽しみ。
骨が腐るまで
現5巻。主人公の高校生・信太郎と4人の幼馴染は、ある秘密を共有している。それはかつて人を殺したこと。それは5人だけの秘密のはずだったのが、誰かにバレたらしい。隠していた死体は消え、誰からなのかわからない謎の電話がかかってくる。友達と自分を守るため、信太郎たちは電話の主を探す、という話。面白いタイプのミステリーだと思うし、何より竜がいいやつすぎる。
Latin(ラテン)
Latin 高畠エナガ短編集 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 高畠エナガ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/09/01
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全1巻。高畠エナガという漫画家について、正直これまで知らなかったのだけど、自分と同世代でありながら2017年の夏に早逝した、というニュースを読み興味を持った。内容は良くも悪くも少年漫画的美しい世界でじんわりくるものは少ないが読んでて元気が出るというか心が洗われる感じがする。絵のタッチも非常に好き。「屈託のない笑顔」というのがここまで純粋に描かれてるマンガを久しぶりに読んだ気がする
少年王女
現5巻。女尊男卑の国のスラムで生きる少年・アルベールは突然、自分と同じ顔を持つ王女アレクシアの替え玉として生きることになる、しかし世は不穏な空気が、、的な。ややBL的二次創作が捗りそうなマンガではある。
君が死ぬ夏に
現5巻。いきなり好きな同級生が幽霊になって現れた!しかしその同級生はまだ生きてるぞ?と思ったら、その幽霊は実は未来から現れたらしい。その同級生は近い将来、何者かに殺されてしまうらしい!?まだ生きている同級生には気づかれず、未来からやってきた本人の幽霊と一緒に事件を防ぐために頑張る話。書いてて自分でも意味わからなくなってきた。
ストーリーだけ見るとドロップフレーム的なミステリー感があるけど、ちょこちょこ入るコメディ感もあって現状は「ふーん」くらいな感じ。面白いは面白いので読み続ける。
乱と灰色の世界
全7巻。『北北西に曇と往け』『群青学舎』と同じ作者のマンガをさらに読んだ。人間世界の中でひっそり暮らす魔法使い一族がドタバタする話。こっちは読んでてちょっと気分がわるい感じだった。全体のお話は面白いんだけど、主人公の乱を含めて好きになれない人間が多くて「うーん」という感じ。とはいえ一気読みしちゃったんだけど。
りとうのうみ
全1巻。主人公の少女「海」が沖縄の離島で暮らすのんびりとしたお話。フルカラーで可愛い女の子と綺麗な海を愛でる、ただそれだけのマンガ。
CANDY & CIGARETTES
CANDY&CIGARETTES(1) (ヤングマガジンコミックス)
- 作者: 井上智徳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/20
- メディア: Kindle版
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現2巻。主人公の雷蔵はSPとして働いていたが定年退職を迎える。しかし孫が難病に侵され、治療費を稼ぐために「独立行政法人SS機構」に雇われ、女子小学生兼凄腕の殺し屋である美晴とコンビを組むことになる、という話。
おっさんとロリ殺し屋、という組み合わせはガンスリンガー・ガールを思い出すけど、あちらのほうがだいぶ読んでてじんわりくる。こちらはポップでどちらかというと掛け合いを楽しむ感じのマンガ。
ダンダリン一〇一
全1巻。労働基準監督署で働く主人公・段田凛が頑張る話。転職して職務に役立つかな~と思って読んだ程度だったのであんまり心に残ってない。いま調べてドラマになってたことを知った。
オーバーロード
現7巻。かつて人気を博していたMMORPG『ユグドラシル』でランカーとして名を馳せていた主人公がひとり昔を懐かしみながらサービス終了の瞬間を迎えたところ、サーバーは落ちず、ログアウトもできない、ゲームの中の世界に取り残されてしまった、的な話。ランカーだっただけあって無双する系のマンガっぽいけど1巻だけ読んで続き読んでない。
読むマンガの量も増えてきたので買わなければならない新刊の量が増えてきている。11月は新刊だけで15冊出た。
引越しをして棚を自作しました
半月ほど前に引っ越しました。改めてGoogle Mapを見ると、ちょうど勤務先を中心に90°回転したあたりの場所に引越していたらしい。数字上は前のシェアハウスの自室よりもちょっと広いくらいなんだけど、収納やドアの配置が良いのか前よりもだいぶゆったりスペースを使えてる気がします。何はともあれ川沿いを自転車で通勤するシティボーイになれて嬉しい。
棚を自作した
前の部屋で暮らしていたときから本棚が無くて、大多数の本がダンボールに入って積まれている状態でした。大きめの棚が必要だな、けどちょうどいいのあんまりないし高いしなあ、と思っていたら元同居人が木工用ボンドで棚を自作した経験があるらしく、その余りのボンドをもらったので、自分も自作してみることにしました。
はじめの状態。そこには無があります。
設計する
こんな感じの図(上が立面で下が平面)を描いて、どれくらいの大きさのものをつくるか決めます。今回の棚は本棚として使いつつ、新しく購入する50型モニタを上に載せる想定だったのでわりと大きめにしました。ちなみに図はイラレで1/10寸法で描いてます。
材を選ぶ
実際は上の設計と同時に進めるのだけど、今回はMDFにしました。いわゆる合板って感じだけどキレイな見た目でわりと好き。厚みは18mm。18mmあればだいたいのものは載せられます。
売ってる材の大きさが910mm×1820mmなので、カット時の刃の厚みを考慮して棚の幅は1800mmにしました。壁のサイズは幅3000mmくらいなのでだいぶ余裕があるはず。
材を発注する
ホームセンターや東急ハンズとかでもいいんですが、めんどくさいのでネットで注文することにしました。「何mm×何mmの大きさにカットしてほしい」と指示すればネット注文でも材をカットしてくれます。
910mm×1820mmの板材を何枚買うかが値段に直結するので、なるべく少ない枚数で効率よく必要な分量を得られるよう、材カットの設計をします。とは言え今回はどう考えても1枚では収まらなかったので2枚買うことにしました。2枚買ったら買ったでだいぶ余るのでついでに小さい棚も作ることにして、その分の材も含めます。
この図を送りつけて発注。最初にメールを送ってからおよそ1週間くらいで届きました。(休日がなければたぶんもっと早い)
面取り、組み立て
材が家に届いたら組み立てます。はじめ、棚を自作するとなると穴開けてネジ打って、、という作業が難易度高いので避けてたのですが、強い木工用ボンドがあるという元同居人のススメがあったのでそれでくっつけることにしました。
ちなみに元同居人も以前これで棚をつくったと言うのでそれを見せてもらいましたが、たしかに力をかけてもびくともしなかったです。彼によると人が乗っても大丈夫な棚がつくれるとのこと。
棚つくります pic.twitter.com/N4L8zgJNXc
— 人生 (@toofu__) 2017年11月25日
で、これを使って組み立てていくのですが、その前にできれば面取りをしておきたい。カットしたままの材はけっこう角が尖っており当たるとわりと痛いので、小さいカンナと紙やすりで角を丸くする作業を行います。これを面取りといいます。
いきなりですがカンナとヤスリをかけています pic.twitter.com/9uPJe1M6iK
— 人生 (@toofu__) 2017年11月25日
やってみるとこの面取りが案外時間かかる。棚が届いてから作業終了までおよそ5時間くらいあったのですが、8割くらいは面取りしてた気がします。
面取り終わった材からボンドをつけて組み立てて放置、その間に次の材を面取り…という感じで数時間作業してました。
面取り終わんねえ pic.twitter.com/EbEuwjXW0K
— 人生 (@toofu__) 2017年11月25日
ボンドの乾き待ち pic.twitter.com/VOkVPgTeHb
— 人生 (@toofu__) 2017年11月25日
しかしこの時間に部屋の中が木屑まみれっていうのは精神衛生的によくない
— 人生 (@toofu__) 2017年11月25日
完成
で、最終的にこうなりました。
思ったより収納力高い pic.twitter.com/j2toB8FUN3
— 人生 (@toofu__) 2017年11月25日
棚のあまりで作った小さい棚の方がしっくり収まってる感ある pic.twitter.com/7hHiG4p7a5
— 人生 (@toofu__) 2017年12月2日
で、別途届いていたモニタを載せて環境構築完了でした。
— 人生 (@toofu__) 2017年11月26日
ちなみにモニタはこれです。
DMM.make DISPLAY 50インチ 4Kディスプレイ DME-4K50D
- 出版社/メーカー: DMM.make
- 発売日: 2016/11/15
- メディア: Personal Computers
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Amazonのレビューが荒れてる感あるので心配だったのですが何の問題もなく大画面でゲームやアニメが楽しめています。アニメはFire TVをつないで鑑賞してます。
これから
とは言えまだ収まりきってない本が案外あるので、小さい既製品の棚でも買おうかなという感じ。あとソファもほしいなあ。
今日テレビとそれを載せる棚(の材料)が届くのだけど、テレビよりも先に棚が届いてほしいこの気持ち、フォスにもわかるの?じゃあこの気持ちに名前をつけて 名前がわかれば少し安心でしょ?だって博物誌はあらゆるものを分類するって…
— 人生 (@toofu__) 2017年11月24日
部屋探しと大人のこだわり
5月に引越しして男三人ひとつ屋根の下生活を送っていたのだけど、半年ほど経って再度引越しをすることになってしまいました。特に望んで引っ越すわけではなく、「大家の事情で家を取り壊すことになったから」というどうしようもない理由です。
それで部屋探しをすることになったのだけど、よく考えたら社会人になってからまともに住む家を探すのは初めてだなと思いまして。上京して住む家を探してたときは学生だったし、そこから今の家に引っ越すときは知り合いが抜けたシェアハウスに入る形だったので家探しはしていません。つまり、大人になってから初めて「自分の住む家を選定する」という行為をしている状況です。
大人になるとどうなるかというと、ひとつには選択肢が異常に広がります。就職して4年半ほど経つので新卒時点に比べると収入は上がっているので、選べる家の範囲が広がります。やっぱり自由に使えるお金が多いというのは良いものです。まあ所詮20代一般会社員の範疇なのでたいした自由度ではないですが。
大人になるともうひとつ、人生に対する「こだわり」みたいなものの自己主張が強くなってくる。もう僕も30歳が近いので、そろそろ人生の「準備期間」みたいなものが終わりつつあるような気がしていて、何かとベストな生活を送るための選択をしたくなってきます(ここでいうベストというのは物的、精神的な側面があると思う)。金銭的な制約が小さくなってその「こだわり」を追いやすくなったというのもありますが、どちらかというとそれなりに年を取ってそれなりにお金に余裕が出てきて「自分のこだわりを追わなくていいのか?」という圧が自分の内側から湧いてくる感じ。同じく家を出ないといけない同居人がそれなりの家賃の家に申し込んだと聞き、さらにその圧は高まってきます。
この「こだわり」ってのはやっかいなやつで、満たされていないときは大きなストレスを与えてくる割に、満たされているときは自らの存在を消してきます。例えばいま、この文章はHHKBを叩いて書いていて、自分的にはそれなりにこだわりを持ってキーボードを選んだつもりなんだけど、普段叩いているときには別に充足感を持っているわけではありません。だけどまたペラッペラのキーボードを叩くと途端に不満を持ってしまうのは容易に想像できます。
たぶん家も同様で、間取り図を見るなり内見をするなりしながら『自分はここで「こだわり」のある生活を送ることができるだろうか』と想像をします。けどきっと「こだわりのある生活」はきっとすぐにその存在を消して、当たり前のものになる。なのでどちらかというと『自分はここで暮らして「こだわり」が満たされない生活を送ることになりやしないだろうか』という観点で品定めをするようになってしまう。ポジティブなのかネガティブなのかよくわからない気持ちで今後数年間住む家を探さなければならないのです。さらに言うと収入増加分もたかが知れているのでやっぱりお金とのバランスをとらなければならない。
そういうのを考えるとめんどくさくなってこの土日で勢いで申し込みをキメてきましたが、よく考えたらいまの家賃の1.5倍以上だな、けどそれはいまの家賃が安すぎたんだなと信じ込んで、「こだわり」のある新しい生活を送ることにします。
何がいいたいかというと結局お金欲しいね、ということです。